■本会紹介


 田辺元記念哲学会求真会(以下、本会)は、1977年(昭和52年)に、哲学者・田辺元(たなべ・はじめ、1885-1962)の門下生や関係者によって設立された「群馬大学求真会」を前身とする非営利目的の学術団体・研究会です。1994年(平成6年)に「求真会」と改称され、2017年(平成29年)から、「田辺元記念哲学会 求真会」を正式名称、「求真会」を通称とすることになりました。

 

 本会の名称は、田辺元が晩年を過ごした群馬県北軽井沢にある墓碑銘「私の希求するところは真実の外にはない」という言葉に由来します。田辺の山荘は、現在、群馬大学北軽井沢研修所(田辺記念館)となっています。詳細は本会沿革田辺文庫田辺記念館をご参照ください。

 

 前身の群馬大学求真会には、西谷啓治、武内義範、大島康正、石沢要ら哲学者のみならず、田辺と親密な交流があった文学者・野上弥生子(1885-1985)も参加していました。

 本会の目的として、規約に「あらゆる学問や社会活動を通じて、真実を希求することを目的とする。具体的には、田辺哲学とそれに関連する思想をより理解するとともに、みずからの視野を広げ、思索を深めることで、社会に寄与することを目指す。」とうたっております。

  

 これに基づき、本会は田辺の「無の哲学、哲学の無」「無即愛、愛即無」という哲学精神を発揚する目的で、異文化の視点から、哲学を含める広義的な人文学の研究と応用に尽力していきます。

 

 本会は、研究発表会などを開催し、1994年(平成6年)の創刊以来、ほぼ毎年、機関誌『求真』を発刊しており、今後はワークショップ・講演会・読書会・講座も設けて活動いたします。「哲学研究」のみならず、諸社会活動を通じ「哲学する」ことを目指すのが本会の目標です。

 

※田辺元没後、本会の前身、群馬大学求真会の設立メンバーを中心に、田辺の蔵書や遺品整理が行われました。その志を継承しながら、田辺関連資料を記録として保存する取り組みなどを行い、今後、さらに田辺元全集の再出版、田辺元哲学記念館の設立を目指します。詳しくは「田辺資料保存の取り組み」をご高覧ください。

 

 本会の活動の具体的内容についての詳細は、規約」「機関誌『求真』案内・記録などに掲載してあります。

  なお、本会は、役員および関心をお寄せいただいたみなさまからの寄付によって、運営が行われております。ご寄付の方法等につきましては「ご寄付のお願い」を、お問い合わせ等は「本サイト詳細」をご覧ください。

■役員一覧


【会長】

廖欽彬

 

【副会長】

伊東貴之、張政遠、福家崇洋

 

【顧問】

浅見洋、伊藤益、川島烗三、黒田能勝、小林敏明、浜渦辰二、藤田正勝、牧野英二、嶺秀樹

 

【理事】

秋富克哉、安部浩、飯嶋裕治、板橋勇仁、上原麻有子、植村和秀、エンリコ・フォンガロ、王嘉新、王恒、王頌、王俊、王青、大久保健晴、太田裕信、小倉紀蔵、景山洋平、亀井大輔、川井博義、鬼頭葉子、嚴瑋泓、黄雅嫺、洪子偉、朱剛、辛炫承、杉村靖彦、鈴木崇志、盛福剛、孫向晨、竹花洋祐、ダリシエ・ミシェル、譚仁岸、張偉、陳喬見、出口康夫、唐利国、直江清隆、名和達宣、パシュカ・ロマン、馬場智理、ファビアン・シェーファー、方向紅、楊小剛、横山陸、羅志達、藍弘岳

 

【幹事】

河合一樹、孫彬、張政、山村奨

 

【編集委員】

伊東貴之、王嘉新、太田裕信、小田切建太郎、郭旻錫、佐藤麻貴、竹花洋佑、張政遠、森里武、楊小剛、廖欽彬

 

(五十音順・敬称略)

■事務局


[郵便物の宛先]

〒153-8902

日本・東京都目黒区駒場 3-8-1

東京大学大学院総合文化研究科

地域文化研究専攻張政遠研究室内

 

〒510275 

中国・広州市海珠区新港西路135号

中山大学東南区269号錫昌堂(哲学系)

廖欽彬研究室内

 

 

[メールアドレス]

 kyushinkai001@yahoo.co.jp