■第28号■ 2023年 全文ダウンロード

特別寄稿

楊 立華  所以と必然―朱子の天理観再考

林 鎮国  島嶼を巡る―レーヴィット、洪耀勳、牟宗三とハイデガー哲学

 

【特集】日本哲学ワークショップ:物語り論の今

張 政遠  序文

野家 啓一 物語論をunlearnする

鹿島 徹  田中小実昌『ポロポロ』の「物語」考察

林 永強  物語ることと聞くことのはざまで―感じ取ることについての試論

廖 欽彬  物語論のゆくえ

張 政遠  物語と日本哲学について

 

研究論文

郭 旻錫  朴鍾鴻「ウリ」の哲学における民族的自己認識―三木哲学受容を一つの軸として

満原 健  明治期における桑木厳翼の認識論

眞田 航  純粋経験の有限性について―『善の研究』までの西田幾多郎の思想的変遷から

Bartneck Tobias  Kenosis Seen from the Standpoint of Nishitani Keiji: Towards a New Understanding of the Kyoto School’s Interpretation of Christianity

  

書 評

王 欽   交換様式と「力」の生成―『力と交換様式』について

廖 欽彬  二つの「マルクスに戻れ」のディスコース―柄谷行人の『力と交換様式』を読む

 

【書評会】藤田正勝『親鸞―その人間・信仰の魅力』

名和達宣  京都学派と親鸞―近代日本思想史の見地から

青柳英司  「悪の自覚」を中心に―大谷派教学の見地から

佐々木大悟 哲学的立場と教理史的立場―本願寺派教学の見地から

浦井 聡  浄土の位置づけをめぐって―宗教哲学の見地から

藤田正勝『親鸞』書評会 討議記録

 

 

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